子供の頭皮が臭い

子どもの頭が臭う、という経験をした保護者の方は大勢いいらっしゃると思います。

体を動かす元気な子どもの頭が汗や汚れで臭うのは、当たり前のことかもしれません。

ですが、

「洗ってもなかなかおさまらない」「それほど汗をかいていないはずなのに臭う」

といった場合は心配になる方もいらっしゃるでしょう。

「気にしなくても良い臭い」「きちんとしたケアが必要な臭い」はどう違うのかをあげていきたいと思います。

年齢によって変わる原因

成長期の子どもの場合、年齢によって頭皮が臭う原因も異なることが多いといわれます。

それぞれの時期で、成長につれて無くなる臭い、頭皮などのトラブルを知らせる臭いがあるようです。

新生児の場合

乳児脂漏性湿疹

生まれてから2?3ヶ月までの赤ちゃんの頭が臭う場合、まず考えられるのがこの症状ではないでしょうか。

新生児から3ヶ月ぐらいまでの時期に、赤ちゃんの頭皮にブツブツやかさぶたのような症状が出ることがあります。
これは、乳児脂漏性湿疹といわれるもので、見で見ると痛そう・痒そうなイメージがあります。

放置すると厚くなったり硬くなったりしますが、痛みや痒みは感じていないことが多いとされています。

首から上に発症するのが特徴とされ、過剰なケアなどをしなくとも、適度な清潔と保湿を保てば自然に治るといわれます。

ただ、雑菌が繁殖してしまうと臭いが出る場合もあるようです。

だからといって、かさぶた状の皮膚を無理に剥がしたりするのは良くないとされます。

こすったりせず、毎日の入浴やオイルマッサージなどでゆっくりと剥がれるのを待っても問題はないとされているようです。

幼児の場合

洗髪が不適切?

小さい子どもは大量の汗をかきます。
新陳代謝が活発で皮脂も多く分泌されるため、きちんとした洗髪が必要です。

「子どもが自分で洗う」のは、えらいね、と褒めてあげたいところですが、汚れ落としやすすぎが十分でないことが多くあります。

また、髪が生乾きのまま放っておくことも雑菌の繁殖につながり、臭いの原因となるようです。

その他、シャンプーを一度に何回も使って皮脂を落としすぎたり、爪で掻いて頭皮を傷めてしまうこともあるでしょう。
子どもの皮膚に合わないシャンプー類を使って頭皮を痛めている場合もあるようです。

また、甘いものやスナック菓子、インスタント食品の摂りすぎなどがホルモンバランスに影響を与えて皮脂を増やすとされます。

「臭う」と思ったら、まずは子どもの洗髪の仕方や生活習慣をチェックして見るのが良いかもしれません。

10歳前後の子どもの場合

思春期に近づきホルモンバランスが変化する

新陳代謝が活発であることに加え、男女ともにホルモンバランスが変化するため汗の量や臭いが強くなりがちとされます。

また、最近は10歳前後の子どもの運動量が減ったといわれているようです。
体を適度に動かさず油っぽい間食などを摂ると、臭いが強くなるとされるようです。

その他男性用の「スッキリ効果」があるシャンプーなどの使用は、さっぱり感はあっても子どもの皮膚に向かない場合もあるといわれます。

思春期以降の子どもの場合

女性は皮脂の量、男性は皮脂に加えて男性ホルモンが多量に分泌される時期とされます。

ある程度の汗や臭いは仕方がないと言えるでしょう。

ですが、気になるからといって、洗髪のしすぎや洗浄力の強すぎる洗髪剤の使用は避けたほうがいいかもしれません。

まずは、頭皮をあまり刺激せずきちんと汚れを落とす、個人の肌にあった洗髪剤を使うと良いようです。

臭いを気にすることがストレスにつながると、症状が悪化する場合もあります。
適度に清潔にしておけば良くなる、と気持ちを楽にしておくのも一つの方法でしょう。

子どもの頭皮の臭い、どうしたら抑えられる?

頭皮に強い痒み、湿疹やかぶれなどが見られる場合は、皮膚科の受診をお勧めします。

ですが、臭いの他には特に症状がないという場合は、まず洗髪に気をつけるのが良いかもしれません。

シャンプー類を選んで使う、洗い残しやすすぎ残しを無くす、しっかり髪を乾かすといった点に注意してあげることも大事でしょう。

その際、過度に洗髪を繰り返すなどで頭皮にダメージを与えてしまわないよう、注意していただきたいと思います。

また、子どもにとって十分な睡眠や適度な運動、規則正しい生活は、頭皮の健康だけでなく成長の上でとても大切です。

食生活でも、肉や揚げ物の量を控え、ビタミンやミネラルなどをしっかり摂れるメニューを心がけてあげることも必要でしょう。